◆09:みすずかるしなの(大町市大町2521)
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みすずかるしなの (湊 茉莉)
「塩の道」の宿場町だった信濃大町に残る蔵。
古代から人々にとって尊いものであり、畏れの対象だった水。
各地に残る水信仰の象徴、龍の子太郎の民話。
湊は蔵と川とを内包する商店街の一角で、場が持つ記憶やさまざまなストーリーと、自らが集めてきた形を織り交ぜ、還元していく。
床下には川が流れ、水の音が響く会場で、湊が空間にやわらかく描いた形に鑑賞者は思いを馳せ、いつしか信濃大町という場ヘと誘われるだろう。